今年、NVIDIAはBlackwellアーキテクチャに基づく新世代のゲーミンググラフィックスカード「Geforce RTX 50シリーズ」をリリースする予定です。早ければ今年の第4四半期にリリースされる見込みです。前のGeforce RTX 30および40シリーズと同様に、最初の焦点はハイエンドモデルとなり、Geforce RTX 5090が最初にデビューする可能性が高いです。

最近、CHHフォーラムであるユーザー（@panzerlied）が、RTX 5090の基本クロックは2.9GHzに近く、RTX 4090の2.23GHzよりかなり高いと指摘しました。これは現在のフラッグシップモデルのブーストクロック2.52GHzを上回っています。しかし、NVIDIAが新しいGPUのクロック調整方法を変更する可能性があるため、これが必ずしもRTX 5090のブーストクロックが著しく高いことを意味するわけではありません。いずれにせよ、次世代フラッグシップカードは3.0GHz以上のブーストクロックを提供すると予想されています。

前述のように、RTX 5090は448ビットバス幅の28GB GDDR7メモリを搭載します。これはRTX 5090に搭載されるGB202チップが、通常は最大メモリ容量32GBでバス幅512ビットのフルバージョンではないことを示しています。RTX 5090の総グラフィックス電力（TGP）は450Wと予想されています。さらに、256ビットバス幅で16GBの容量に対応する8個のメモリチップを搭載した350W TGPのバージョンも存在します。GB202には24,576個のCUDAコアに相当する192個のSM（ストリーミングマルチプロセッサ）が搭載されていますが、RTX 5090ではそのすべてが使用されるわけではなく、170～180個のSMが使用される可能性が高いです。

また、RTX 5090 Founders Editionはダブルスロットの厚さしかなく、両面ブロースルー冷却用のスペースを備えたトリプルPCB設計を利用してデュアルファンを装備すると噂されています。NVIDIAのパートナーは、Blackwellアーキテクチャに基づく新しいGeforceカードの熱設計にすでに取り組んでいます。