クアルコムは、新しいモバイルプラットフォーム「驍竜4s Gen 2」を正式に発表しました。このチップは、入門級市場向けにサムスンの4ナノメートル技術を採用しています。

CPUは、最大2.0 GHzのA78コア2つと、最大1.8 GHzのA55コア6つを含む8コア設計です。

このチップは、Wi-Fi 5、Bluetooth 5.1、5G NR、写真撮影、そして1080p 60fpsのビデオ録画をサポートし、最大8,400万画素に対応しています。さらに、FHD+ 90Hzのディスプレイと最大2,133MHzのLPDDR4X RAMにも対応しています。

前身である驍竜4 Gen 2と比較して、驍竜4s Gen 2はいくつかの性能面で劣化しています。例えば、CPUコアの周波数が2.3 GHzから2.0 GHzに低下し、メモリサポートはLPDDR5からLPDDR4Xに変更されました。また、1億画素のイメージセンサーのサポートもキャンセルされました。

全体的に、驍竜4s Gen 2は経済的なスマートフォン向けに設計された高コスパのモバイルプラットフォームで、200ドル程度の機種で見かけるかもしれません。今のところ、このチップを搭載した具体的なモデルは発表されていません。

クアルコムは今年10月に、さらにハイエンド向けの「驍竜8 Gen 4」モバイルプラットフォームを発表する予定で、小米15シリーズがこのプラットフォームを採用した初めてのスマートフォンになると予想されています。